経験を次に生かす振り返りの方法
こんにちは。
幼稚園経営コンサルタントの安堂達也です。
運動会や発表会など、大きな行事が終わると、多くの園で振り返りを行います。
「ここがうまくいかなかった」
「準備が遅かった」
「次回はもっと早く取りかかろう」
もちろん、改善点を確認することは必要です。
しかし私は、反省点を出す前に一つ聞くことをおすすめしています。
🗣️「今回、何がうまくいった?」
できなかったことは見つけやすい。
問題点や失敗は、放っておいても目につきます。
一方、
「誰かが自然に助けてくれた」
「今年は準備がスムーズだった」
「子どもたちが最後まで集中していた」
といった成功は、意識しなければ流れていきます。
だから最初に、
🗣️「良かったことを一人一つ挙げてください」
と聞いてみる。
すると、その園の中にすでにある力が見えてきます。
「良かった」で終わらず、理由を探す
さらに大切なのは、
「なぜ、うまくいったのか」
まで考えることです。
今年の準備がスムーズだったなら、
「誰が、何を、いつまでに行うかを早く決めたから」
かもしれません。
職員同士の連携が良かったなら、
「困った時に相談しやすい関係があったから」
かもしれません。
これが、その園の成功パターンです。
成功の理由を言葉にして残すことで、偶然の成功を次回も再現できる可能性が高まります。
人を責めるのではなく、仕組みを見る
振り返りで避けたいのは、
「○○先生が遅かった」
「○○先生が確認しなかった」
という個人攻撃です。
人を責めるのではなく、
「なぜ遅れたのか」
「どこで確認できる仕組みが必要だったのか」
「次回は何を変えるのか」
と考えます。
振り返りは、責任追及の場ではありません。
経験から学び、次の行動を決める場です。
振り返りは、この順番で
私は次の順番をおすすめします。
- 何が起きたか
- 何がうまくいったか
- なぜうまくいったか
- 何を改善するか
- 次回、具体的に何をするか
経験しただけでは、必ずしも人は成長しません。
その経験を振り返り、意味づけ、次の行動へつなぐことで、経験は学びになります。
行事の反省会を、ぜひ「チームが成長する時間」に変えてみてください。
行事の経験を「園の力」に変えるために
行事の振り返りは、できなかったことを並べるだけではありません。
「なぜうまくいったのか」
「誰のどんな動きが良かったのか」
「次回も再現するには何が必要か」
まで考えることで、一つの行事の経験が、園全体の財産になっていきます。
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行事を「終わった仕事」にせず、「次の成長につながる経験」に変える。
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