主体性を育てる「任せ方」を考える
こんにちは。
幼稚園経営コンサルタントの安堂達也です。
「言われたことしかやらない」
「自分から動いてくれない」
「もっと周りを見てほしい」
若手職員について、こうした悩みを聞くことがあります。
しかし、
「最近の若い先生は主体性がない」
と結論づける前に、一度考えてみたいことがあります。
その先生には、自分で考えて決める経験がどれだけあるでしょうか。
答えを先に渡していませんか?
若手職員に仕事を任せたつもりでも、
🗣️「これをやって」
🗣️「こうしてください」
🗣️「こうした方がいい」
と、最初から最後まで答えを示していれば、本人が考える場面はほとんどありません。
それが続けば、
「言われるまで待つ」
という働き方が身につくのも不思議ではありません。
そこで、
🗣️「先生はどう考える?」
🗣️「どうしたらいいと思う?」
と聞いてみます。
答えを教える前に、考える時間を渡すのです。
「任せる」と「放っておく」は違う
若手に任せると、うまくいかないこともあります。
だからといって、すべて取り上げてしまえば、その人は判断する経験を積めません。
一方で、何も説明せず、
「自分で考えて」
と放っておくのも育成ではありません。
任せる時には、
・何のための仕事なのか
・どこまで本人が決めてよいのか
・どの段階で相談してほしいのか
・最終的な責任は誰が持つのか
を明確にします。
これが、主体性を育てる「任せ方」です。
失敗しない人ではなく、失敗から学べる人を育てる
もちろん、子どもの安全や保護者対応など、管理職が責任を持って判断しなければならないことがあります。
その線引きをしたうえで、任せられる範囲は任せる。
そして仕事が終わったら、
「どうだった?」
「次にやるなら、何を変える?」
と振り返ります。
主体性は、注意や叱責だけでは育ちません。
考える機会、任される経験、振り返る時間。
この積み重ねによって育っていきます。
「育っていない」と見るのではなく、
「今、どの経験をさせれば次に進めるか」
という視点で若手を見てみてください。
若手を育てる「任せ方」を、園全体で考える
若手職員の主体性を育てるためには、「もっと自分から動いて」と伝えるだけではなく、自分で考え、判断する経験をつくることが大切です。
そのためには、主任や学年リーダーが、
「どこまで任せるのか」
「どこで相談してもらうのか」
「どのように振り返るのか」
を理解しておく必要があります。
幼稚園研修.comでは、「後輩指導の傾聴とフィードバック訓練」「個性理解と難しい後輩指導の実際」など、リーダーのための実践的な研修を行っています。
「若手が育たない」のではなく、「育つ経験をどうつくるか」。
園の人材育成を改めて考えたい方は、ぜひリーダー研修をご覧ください。
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