「仕事を見る前に、人を見る」
こんにちは。
幼稚園経営コンサルタントの安堂達也です。
2学期が始まると、園長先生や主任・リーダーの先生方は一気に忙しくなります。
行事の予定を確認する。
職員の配置を考える。
保護者への連絡をする。
子どもたちの様子を見る。
やるべきことはいくらでもあります。
しかし、そんな時期だからこそ、忘れずに見てほしいものがあります。
それは、先生たち自身の様子です。
🗣️「大丈夫です」という言葉だけで判断しない。
先生が笑顔で挨拶をしている。
いつも通り仕事をしている。
子どもたちにも声をかけている。
それを見ると、
「いつも通りだから大丈夫だろう」
と思うかもしれません。
しかし、責任感の強い先生ほど、多少大変でも「大丈夫です」と答えることがあります。
ですから、言葉だけで判断するのではなく、その人の普段との違いを見ることが大切です。
たとえば、
・職員室で話すことが減った
・一人で仕事を抱えることが増えた
・「すみません」という言葉が増えた
・いつもより表情が硬い
・休憩を取らずに仕事をしている
・子どもへの声かけに余裕がなくなっている
もちろん、一つの変化だけを見て「何か問題がある」と決めつける必要はありません。
大切なのは、いつもと少し違うことに気づける関係をつくっておくことです。
面談より前に、日常があります
先生一人ひとりと毎日長時間話す必要はありません。
- 朝、目を合わせて挨拶する。
- 廊下ですれ違った時に、「今日はどう?」と声をかける。
- 帰り際に、「今日、一番大変だったのは何だった?」と聞いてみる。
それだけでも構いません。
普段を知っているからこそ、
「今日は少し違うな」
という変化に気づくことができます。
2学期は「人材理解」が深まる季節
行事が多い2学期には、先生一人ひとりの特徴もよく見えてきます。
「この先生は、こういう場面で力を発揮する」
「この先生は、人に相談することが少し苦手だ」
「この先生には、周囲を落ち着かせる力がある」
こうした発見は、人材育成を考えるうえで重要な情報です。
職員を見るということは、問題を探すことではありません。
その人の強み、成長、困りごと、今必要としている支援を理解することです。
仕事を見る前に、人を見る
予定表を確認することも大切です。
行事を成功させることも大切です。
しかし、園の仕事を動かしているのは人です。
忙しい時ほど、一度だけ先生たちの顔を見て、
「この先生は今、どんな状態で仕事をしているだろう」
と考えてみてください。
仕事を見る前に、人を見る。
これは人材育成だけでなく、離職防止や職場づくりの出発点でもあります。
「文責 幼稚園経営コンサルタント 安堂達也」