かつては
仕事とは盗んで覚えるものであり
先輩とはパワハラの鬼のような存在であることが
ごく普通でした。
まれに優しい先輩に恵まれると
それは新人職員にとって、
とてもラッキー ♡ な事でした。
それで仕事が回る時代は
誰も気にも留めません。
しかし、
現在では、このあり方では
経営が成り立ちません。
その理由は
1.教員人口の減少
日本の出生率の低下に伴い児童が減少しているということは、
大学卒業生も減少しているということです。
いやならやめてしまえばいい、補給はいくらでもできる
そういう時代ではないのです。
働く側では、いくらでも勤め先は見つかると考えています。
2.忠誠心の減少
愛社精神に支えられて忠誠心を持って仕事に臨みながら
高度経済成長を日本人一人一人が支えてきました。
愛園精神や保育愛に支えられた忠誠心というもの、
その言葉自体をいまは、そういう時代じゃないから
と、園経営者自身が意識を持たなくなっています。
とても時代錯誤的に聞こえるかもしれませんが
チームワークが発揮されている教職員のベースには
確実に「忠誠心」が育まれているのです。
そういう呼び方をしないだけです。
それを見てみないふりをしていては、
組織作り、チームワーク作りはできないのです。
もっともクレバーな経営者は馬鹿な振りをしながら
「トップができないから、みんなが支えてくれてありがたい」と言って、
結果的にまとめ上げています。
愛社精神がなければ、簡単に職場をあきらめます。
3.青い鳥症候群
永遠の自分探し。
足元を見つめることができず、幸せをよそに求めるという
ふわふわした生活感から抜け出すことができない人たちがいます。
こうした人たちに使命感を育てることは
雇用する経営者の欠くことができない使命です。
結論。
採用した人材は、
園の教育で先生になる。