こんにちは!安堂達也です。
“新人指導は学年リーダーの役割”
多くの園がそう考えていますよね。
でも、これが落とし穴なのです。
学年リーダーとの相性が悪かったら?
D園での実話です。
真面目だけどおっとりした性格の新人Aさん。
配属された学年のリーダーは、テキパキ仕事を進めるバリバリタイプ。
リーダーは「早く動いて!」「もっとしっかり!」と指導。
Aさんはどんどん萎縮していきました。
結果、入職3ヶ月で「私、この仕事向いてないかも…。」と退職を申し出ました。
メンター制度が変えた新人の笑顔
そこで私は提案しました。
「学年リーダーとは別に、心理的サポート専門の『メンター』を付けませんか?」
メンターに選んだのは、Aさんと性格が似た、ゆったりとした雰囲気の3年目の職員。
業務指導はリーダーに任せ、メンターは週に1回、Aさんと30分のお茶タイムを持つだけ。
「最近どう?困ってることない?」 「私も1年目のとき、同じことで悩んだよ。」 「あなたのこういうところ、すごくいいと思う。」
この何気ない会話が、Aさんの心を救いました。
半年後、Aさんは笑顔でこう言いました。
「今は仕事が楽しいです。メンターさんがいてくれて本当に良かった!」
メンター選びの3つのポイント
①性格的な近さを重視する
“仕事が速い先輩” より“価値観が合う先輩” を選びましょう。
適性検査を活用して、性格傾向を把握するのも効果的です。
②必ずしもベテランである必要はない
3〜4年目の職員でも、新人の気持ちをよく理解できるならOK。
むしろ年齢が近い方が話しやすいこともあります。
③心理的サポートに特化させる
業務指導とメンタルサポートは別。
メンターは、“心を支える役割” に徹してもらいます。
メンターが意識すべきこと
メンターに伝えてほしいのは、次の2点です。
①否定せず、受け止める
愚痴や弱音も含めて、まずは受け止める。
「そうだったんだね。」「大変だったね。」という共感が第一歩。
②良いところを見つけて伝える
「あなたの子どもへの声かけ、すごく優しくていいよ。」といった、具体的な褒め言葉を積極的に伝えましょう。
メンター制度は「お守り」
結論
メンター制度は、新人にとっての“お守り” のようなものです。
「困ったとき、この人に話せる」という安心感があるだけで、心の余裕が生まれます。
そしてその余裕が、仕事への前向きな姿勢を育てるんです。
あなたの園にも、心の支えを必要としている新人がいるかもしれません。
メンター制度、検討してみませんか?
「文責 幼稚園経営コンサルタント 安堂達也」