本日より、「教職員と園長(設置者)がうまく付き合う方法」について、新シリーズでお届けします。
シリーズ前半は園長先生(設置者)向けの教職員とのコミュニケーションの心得を中心にお届けします。
こうしたテーマを、私安堂がどのような視点・立場でお伝えするかと言いますと、
1.幼稚園を訪問指導して現場で見てきた経験から
2.コミュニケーション心理学的セオリーから
3.安堂プランニング苦節21年の社長業の実体験から
以上の視点・立場でお伝えしてまいります。
幼稚園を経営した経験はもちろんありませんが、園長先生がご苦労されている現場はたくさん見てきましたし、改善も果たしてきました。
そこから得てきた学びは、読者の先生方のヒントのひとつにでもなれば幸いとの気持ちからお伝えするものです。
今日の言葉は、
「園長先生の心は、園にありますか?」
教職員の皆様と園長先生のコミュニケーションが悪い園では、非常に多い確率でありうる状況が「園長先生が忙しい」ということです。
もちろん、暇な園長先生なんていらっしゃいませんが、ここで申し上げているのは、
1.他業種の事業展開をしている
2.系列大学や高校などの学長を兼務している
3.宗教施設の代表をしている
などの、実業が他にあるような園長先生のことです。
このような状況でも、現場を守る副園長先生や教頭、主任などとの連携が十分な場合は問題ないのですが、それができてなく、いわば「現場は放任」という状態で「任せているからやっておいてくれ」として、方針も特に伝えない状態のことです。
それでいて、何かことがあったときに「叱責」だけは自分で現場にする、というような有り様だと、現場は不信しか持ちません。
結論。
園長の、いつも心に「幼稚園」。