今日も「教職員と園長先生がうまく付き合う方法」について、新シリーズでお届けします。
シリーズ前半は園長先生(設置者)向けの教職員とのコミュニケーションの心得を中心にお届けしています。
今日の言葉は、
「園長先生は、号令をかけてますか?」
ついつい、ベテラン揃いの園になると、何も言わなくても毎日がまわってしまうので、特に何を言うでもなく、教職員がなにか聞いてきた時にだけ、はいいいえで答えている、という優雅な園も実際には少なくありません。
しかし、甘い幸せの日々は長くは続きません。
ベテランが一気に辞めていったときに現場のことが何もわからなくなっていたり、逆にベテランにそりが合わない若手が定着しなかったり、と、園長不在で現場任せにしていると、問題が潜在的に深刻化していることが珍しくないのです。
園長(設置者)先生は、紙に示された教育理念だけでなく、現実の運営における教育理念の解釈を語り示しながら、今年はどうする、次の行事はどうやる、と号令を発する「言葉のはじめ」の人でなければなりません。
結論。
園長の言葉が、環境を作る。