こんにちは!安堂達也です。
突然ですが、あなたの園の朝の挨拶、どんな感じですか?
「おはようございます。」「おはよう。」
…それだけで終わっていませんか?
実は、職場のコミュニケーションの質が、離職率に直結するのです。
新人が辞める理由の上位に必ず入るのが、“人間関係の悪化”。
「おはよう」の次の一言が、関係性を変える
ある園でのお話です。
園長先生が、“挨拶に二言目を添えよう” という取り組みを始めました。「おはようございます。」の後に、「昨日のサポート、ありがとね。」「今日は寒いですね、暖かくしてくださいね。」といった一言を添えるのです。たったこれだけのことですが、1ヶ月後、職場の雰囲気が目に見えて変わったそうです。
先生同士の笑顔が増え、自然と助け合う空気が生まれてきたと言います。
コミュニケーションを活性化する3つのポイント
①挨拶の質を上げる
相手の目を見て、二言目を添える。これを意識するだけで、“ただの業務連絡” から“人としての交流” に変わります。
②報連相を「報説提」に進化させる
従来の報告・連絡・相談に加えて、“説明” と“提案” を入れましょう。 報告:「保護者からこういう問い合わせがありました。」↓
報告:「先日の行事についてのようです。」
↓
提案:「手紙を送ってお礼を述べ、アンケートを実施してはどうでしょうか?」 このように伝えることで、職員が主体的に考える力が育ちます。
③チームビルディングの機会を作る
行事後の打ち上げや、定期的なランチ会など、リラックスして交流できる場を意識的に設けましょう。
日頃の業務では見えない、お互いの人柄や個性を知るきっかけになります。
情報共有の「見える化」も大切
会議の内容は必ず記録し、共有フォルダに保存。今は録音から自動で文字起こしするツールもあります。 「あれ、この件ってどう決まったんだっけ?」という迷いをなくすことで、無駄なストレスが減り、業務効率が上がります。
オープンなコミュニケーションが、良い職場を作る
結論オープンなコミュニケーションが、良い職場を作る
挨拶の質、報連相の質、そして情報共有の質。
これら全てが職場のコミュニケーションを形作っています。
明日の朝、「おはよう。」の次に何を言いますか?
その一言が、先生たちの心を開く鍵になるかもしれません。
「文責 幼稚園経営コンサルタント 安堂達也」