4月10日は草津市の幼稚園様にて、幼児教育家、家庭教育協会「子育ち親育ち」代表である講師田宮先生による職場研修を実施いたしました。
田宮先生の、“心の根っこ”=“自己肯定感”の重要性を広めていきたいという強い思いが伝わってくる研修となりました!
「子どもの性格に合わせて、ぐんぐん能力が伸びる言い換え言葉」や「お互いの力を引き出すために心がけておきたい7つのこと(気持ち良い人間関係・職場にするために)」、「通常の保育で意欲を育むために意識したい5つのキーワード」など、子どもと関わることで知りたいこと大事にしなくてはいけないポイント等を沢山教えていただきました☆
実生活に落とし込んだ内容は、ご受講いただいた先生方の心に響いているようで、研修終了後は先生方からは、幼児教育に関するご質問や感謝のお言葉が聞こえてきました。
※研修に際しては感染予防への十分な配慮を行いながら実施しています。
ご感想
子どもの自己肯定感を高めて信頼関係築きたい
「生きる力」を育むにあたり、幼児期に養うという基礎の話から、5領域を「設定保育」や「子ども主体の保育」へ具体的に落とし込む保育についてや子ども主体の保育についての導入を、ポイントを絞って聞くことができました。特に人間関係での信頼を築くために心掛けるポイントや子どもそれぞれの個性を認めることはクラス運営をしていく担任にとってのアドバイスになりました。
子どもたちを信頼して預けられる園にしたい
保育をするにあたって、自分の都合の良いように子どもを動かしてしまうことがこれまで何度もありました。子どもの頑張りを認め、一緒に追求し楽しんで園に来てもらえるようにしたいです。好奇心・集中・楽しい予感・承認・比べない、の5つのキーワードの姿をよく見て、個々の個がより出せるような工夫していきたいです。
保護者へ踏み込んだ話をするときの伝え方
特に印象に残ったのは、リフレーミングの話です。子どもの性格を捉え良い方向に考えながら、本質を見失わずに保護者へ伝えるということです。保護者と踏み込んだ話をするのは難しく、伝え方が分かりませんでしたが
保護者への話のもっていき方を聞くことができました。支援も慎重に進め、1人1人が生き生きと、そしてのびのびと過ごせるようにしたいです。
目に見えない力を育めるように
目に見えないので伝わりづらいですが、生きていく上で大切になる非認知能力「自己肯定感」について教えてくださり、改めて幼児期の関わりの大切さを実感しました。日中は支援の必要な子に関わることが増えるので、喜びの予感を感じられる声掛けを意識するとともに、安心感をもてるように配慮していこうと思います。
愛情を注ぎ、自己肯定感を高めたい
「心の根っこ」の話が1番印象に残りました。今までの保育の中で、自己肯定感の育っていない子ども達をたくさん見てきました。自分の親の評価ばかりを気にして、親のために「良い子でいる」子ども、親の愛情を受けたくて気を引こうとする子ども、何でも他の子と比べて不安になる保護者がたくさんいました。自己肯定感を心の根っこだと保護者と共有することで、連携しながら子どもが自身をもてるようにしていきたいです。
子どもの自主性を育てる関わり方概要
講師 田宮由美先生
子どもたちの心の根っこを健やかに育みたい!
日本では“自己肯定感”、海外では“セルフエスティーム”と言われていますが、私は“心の根っこ”と表現してお伝えしています。草木の根は地面の中に埋まっていて目には見えない、だけれどもその木の成長を支えるとても重要なものです。
子どもの成長も似ていて、心の根っこがしっかり育まれていれば少々困難にあった時でも越えていける。夢に向かって自ら人生を歩んでいける子になります。本来の意味のセルフエスティ―ム(自己肯定感)を広め、その重要性や乳幼児期の関わりの大切さを、広めていきたいと思っています。
講座『こどもの主体性を育てる関わり方』の主な内容
- 遊びを通しての総合的な指導 3つの柱
- 幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿
- 幼稚園教育要領 5つの領域
- 子ども主体の保育とは
- 意欲を育むために意識したい5つのキーワード
- セルフエスティーム(自己肯定感)について
- 子どもと関わる上で必ず知っておきたいこと
- 人間関係を円滑にするために心がけておきたい5つのこと
- お互いの力を引き出すために心がけておきたい7つのこと
- 子どもを伸ばす関わり方の保護者への伝え方 他