ご感想

絵画造形による職場研修を行いました。

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4月4日は東村山市にある幼稚園様にて、講師矢野文子先生による職場研修を実施いたしました。

演習ワークでは、広い園庭へ木や遊具の取材に行きました! 先生たちが取材したい(描きたい)と感じた木や遊具、そこから子どもたちに伝えたい思いを表現していきました。

絵画造形指導のポイントは、子ども達の活動時間を楽しくするということに尽きます。 子ども達自身の心が動かなければ、活動を楽しく感じることはできないのです。そこに何らかの感動があり、感情が動いてこそ、それが表現活動に活かせますので、活動時間が楽しいことが一番大事です。

そして、子どもの自発性を引き出し楽しい指導案に組み込む3つのステップのポイントは、「エンパワーメント導入」「アクティブサポート」「ジョイフル賞賛」なのです!

先生方の楽しい気持ちが、表現して描き出した絵の中から沢山伝わってきました☆

※研修に際しては感染予防への十分な配慮を行いながら実施しています。

ご感想

絵画造形活動のポイントが分かりました
今まで絵を描くとき、子どもたちにとって楽しめているかなと自信が持てないことが多かったですが、今回の研修を受けて、褒めるポイントや指導の視点が具体的に分かり、子どもたちと活動する日が楽しみになりました。

子どもたちにも描く楽しさを味わってほしい
声掛けで子どもの表現を認め、褒めることが子どもの自尊心につながるということが分かりました。私自身が絵画に少し苦手意識を持っていましたが、描くことが難しいことではないし、五感を感じてから描いたことで想像しやすく描くことが楽しくなりました。この気持ちを子どもたちにも味わってほしいなと感じました。

自分の指導を見つめ直す機会になりました
絵画造形活動の際に、余白を見つけると“何か描いてほしい”という気持ちからついつい口出ししてしまうことが多かったので改めて自分指導を見つめ直す良い機会でした。また、活動する環境によってこどもたちに影響を与えてしまうことあると学んだので、活動中の環境もしっかり考えていきたいと思いました。

絵を描くことで見えてきた変化
矢野先生から最初に「木を描いてみましょう」とただ言われて描いた時と、実際に実物を見て描いた時とでは気持ちも情報量も違くて、こどもにも何か活動をおろす時の流れや準備の重要さを身をもって感じることができました。今後の目標はこどもたちがどれだけ楽しく活動に参加できるか導入をしっかり考えていきたいです。

自分の引き出しが増えして頑張りたいです
五感のポイントを学んでから指導計画を立てることでより細かく考えることができました。また、新年度の新しい体制になり、ベテランの先生方の指導計画が聞ける場など、こどもたちの年齢に沿った内容や色々な経験がつまった計画が聞けてためになることばかりでした。

絵画指導研修概要

講師 矢野文子先生

絵画・造形活動の指導支援を通じて元気な幼児教育環境を創出します!

絵画・造形活動の目的は、Education Through Artです。制作された作品の価値が問われるのでなく、作品の制作活動を通じて得られる様々なことに価値があります。

これは、芸術的な活動を通して行われる教育活動の豊かさを指しています。幼児期は、芸術的活動そのものに意味があり、活動体験を通して豊かな人間性を育てていきます。

講座『絵画造形指導の基本と実技』の主な内容

  • はじめに ~絵画造形活動の目的とは?
  • 1.指導の三大方針
    ①発達状況をよく観察すること
    ②個々を完全に受容すること 
    ③五感を横断し環境設定すること 
  • 2.指導の三大要素
    ①環境設定のポイントを押さえる
    ②作品鑑賞の観点を理解する
    ③色彩の知識を修得する
  • 3.指導案三段構成法
    ①指導案三段構成法の組み方
    ②授業の始めの誘導の秘訣
    ③授業の本体の指導のポイント 他
  • 4.表現指導の二大要諦
    ①ありのままの個性を受け止める
    ②五感のすべてで観察を促す
  • 5.絵画・造形活動の二つの方向性
    ①「具象芸術」と「抽象芸術」という見方
    ②直接観察により写実的に描かれるリアリズム
    ③インスピレーションによる自由な表現のアブストラクト他
  • 6.カリキュラムの作成手順と指導法
    ①具象絵画を題材にする際の考え方
    ②抽象絵画を題材にする際の考え方
    ③カリキュラム作成の基本的手順 他

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