3月27日に埼玉県の幼稚園様にて、教職員を対象とした子どもの安全・危機管理の講座を、講師岡まゆみ先生により実施いたしました。
100%安全はない、の原則を前提としたリスク回避について事故の事例を元にお伝えしました。
また、ヒヤリハットは共有されにくいのでどのように共有し再発防止に努めるかも話し合われました。
先生方には自園の危険箇所や、事前の予見可能性・予見義務等について改めて考えるきっかけとなる研修となりました。
これからまた暑い季節がやってきますので、今年は1件も園バスの置き去り事故が起こらないことを願うばかりです。
※研修に際しては感染予防への十分な配慮を行いながら実施しています。
ご感想
教員同士でコミュニケーションをとって、連携を強めていきたい
事例をたくさん知ることができ、具体的に気をつけなければいけないことを学ぶことができました。
小さな気のゆるみから大きな事故に繋がってしまうので、教員同士でコミュニケーションをとって、連携を強めていきたいと思いました。
園内チェックと整備をしっかりしていきたい
園内には様々な隙間や乗り越えることも難しくない塀があるので、園内チェックしていこうと思います。今後、園に関わる子ども達の姿も日々変化していくことを念頭に整備したいと思います。
気を引き締めて日々の保育を行うことを改めて大切に感じました
「大丈夫だろう」の3つのバイアスになってしまわないように。気を引き締めて日々の保育を行うことを改めて大切に感じました。グループでたくさんの意見を聞けたので、参考にしていこうと思いました。
子どもの安全・危機管理研修概要
講師 岡まゆみ先生
実際事故が起きた報道があると、「うちの園も気をつけないと。でもうちは今のところ大丈夫」と多くの先生が思われると思います。でも、そうではなくて、事故は気を付けていても起きることがあるし、事故を起こした園も、事故を起こしたくて起こしている園なんて一園もないんです。そういったところをもうちょっと意識を高めていただき、自分の園にも起こりえると考えて事故を防止できるよう講座ではお伝えしています。
- 事故発生のメカニズム
- 教育・保育施設等における事故報告
- 事故はゼロにはならない!事故を「減らす」には
- 子どもの特性を知って事故を防ぐ
- 保育現場の事故事例から原因と予防策を探る
- ヒヤリハットの共有とコミュニケーションが安全な保育の鍵